正直なところ、休職を決めたときに一番不安だったのは「生活、どうしよう」でした。
貯金が十分にあるわけでもなく、
日々の支払いもギリギリの中で、心を休めるために時間が必要だとわかっていても、
現実的な“お金の問題”は、ずっと頭の中にありました。
傷病手当金という仕組み
そんな中で支えになったのが、「傷病手当金」という制度です。
これは健康保険に入っていれば、休職中の生活を少しでも支えてくれる制度で、
給与の約3分の2ほどが支給される仕組みになっています。
決して「十分」と言える金額ではないですが、
「全くの無収入ではない」ということが、精神的にも大きな支えになりました。
申請には医師の意見書が必要だったり、会社にも手続きの協力をしてもらう必要がありますが、
「自分を守るためのお金」だと思って、できるだけ早く動いてよかったと思っています。
節約と、ちょっとした“気の持ちよう”
家計の面では、これまで以上に「何にお金を使うか」を見直しました。
外食を減らして、なるべく自炊やお惣菜に頼るようにしたり、
コンビニでのちょっとした買い物も控えるようになりました。
“節約”というと厳しい響きですが、
「自分のために選んでいく」という感覚でやってみると、
意外とストレスも少なく過ごせるようになった気がします。
「どうにかなるかも」と思えるようになったこと
お金の問題は、確かに大きいです。
私もまだ、余裕があるとは言えません。
それでも、「今、自分に必要なのは“元気な心と体”だ」と思うことで、
少しだけ、気持ちに余白ができました。
先のことは正直わかりません。
でも、「なんとかなるかもしれない」「まずは自分を回復させよう」と思えるようになったことが、
今の私にとっての大きな前進です。
もし、同じように悩んでいるなら
「休みたいけど、お金が不安で休めない」
そんなふうに悩んでいる人は、きっと多いと思います。
その気持ちは、ものすごくよくわかります。
私も、ギリギリの状態でたくさん悩んで、やっと休む決断をしました。
だからこそ、もしできることがあるなら、
制度を使ったり、人に頼ったりしながら、少しでも心と体を守る道を探してほしいです。
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