前回の投稿で、心療内科に「適応障害」と診断されました。
正直、どこかで「もしかして…」という気持ちはありました。
実は私は、HSS型HSPです。
この気質については、診断される前から知っていて、
本を読んだり、ネットで情報を集めたりしていました。
・HSS( High Sensation Seeking):刺激を求めて行動的になるタイプ
・HSP( Highly Sensitive Parson):刺激に敏感で繊細な感受性を持つ人
この2つを併せ持つのがHSS型HSPです。
「人と話すのが苦手なのに、なぜか新しい環境に飛び込みたくなる」
「新しいことに挑戦するのも好き」
でも、あとでドッと疲れて、ひとりで反省会が始まる。
頑張ったのに「自分はちゃんとできていない」と思ってしまう。
「ひとりが好きなのに、孤独も辛い」
そんな相反する感覚がずっと自分の中にあって、しんどさを感じていました。
人と話すのが苦手な“外向き”な自分
私はどちらかというと内向的で、人の目を見て話すことが苦手です。
職場でも会話は最低限で、休憩中も喫煙所でスマホをいじりながらひとりで過ごしていました。
でも仕事中は真面目に取り組んでいて、周囲からは「ちゃんとしている人」と見られていたと思います。
けど、本当はすごく緊張しいだし、雑談もうまくできなくて、
「なんで普通に話せないんだろう」と自分を責めることもありました。
そんなふうに、無理をして“普通”に合わせようとする日々が続いていたのかもしれません。
少しずつ崩れていった心と体
ある時から、職場に向かう直前に吐き気が出るようになりました。
喫煙をしているからそのせいだと思おうとしたけど、
次第に集中力も続かなくなり、仕事中のミスが増え、体調不良で休むことが増えていきました。
休日の夜になると、胸の奥がザワザワするような不安に襲われることもありました。
「このままじゃダメだ」と思って、心療内科を受診した結果が・・・
適応障害
「やっぱりか」と、少しホッとする気持ちもありましたが、
「またメンタルを崩してしまったんだな」と落ち込む気持ちも同時にありました。
HSS型HSPという、自分の“生きづらさ”の正体
HSS型HSPの人は、周りからは「明るそう」「大丈夫そう」と見られがちです。
でも実際は、強い刺激や人間関係にとても敏感で、
本音を飲み込んででも“普通”を装ってしまうことが多い。
・人と話すのが苦手でも、頑張って合わせようとする
・気を遣いすぎて疲れ果てているのに、笑顔でやり過ごしてしまう
・本当は限界なのに、自分のしんどさに気づくのが遅れてしまう
私はまさにそのパターンにはまってしまいました。
「自分はうまくやれていない」と思っていたけど、
実は気質ゆえにずっと無理をしていたんだと、ようやく気づきました。
顔では笑っているが、心では泣いているという感じです。(伝われーーー笑)
今、少しずつやっていること
今は「ちゃんと休むこと」を第一に考えて、
自分の気持ちに正直になることを練習しています。
誰かと無理に会話しなくてもいい。
無理して「社交的に見せる」必要もない。
自分の“静かな部分”を否定せず、大切にしていこうと思っています。
同じような人が、きっといると思う
もしこの記事を読んでくれているあなたが、
「うまく話せない」「空気を読みすぎて疲れる」
「刺激に敏感ですぐ疲れるのに、新しいことに惹かれてしまう」──
そんなジレンマに悩んでいるなら、たぶんあなたもHSS型HSPかもしれません。
そして、そのしんどさは、あなただけのものじゃありません。
自分を責めなくて大丈夫。
私もまだうまくはいかないけれど、一緒に少しずつやっていけたらうれしいです。
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