適応障害と診断されて──休職するまでに感じた葛藤と不安、そしてお金のこと

「適応障害です」と診断されたあと、
すぐに「じゃあ仕事を休みましょう」とはなりませんでした。

どこかで、「まだ頑張れるんじゃないか」と思っていたし、
「仕事を休むなんて甘えなんじゃないか」って、自分を責める気持ちもありました。

休むべきか、続けるべきか──揺れ続ける気持ち

頭では「このまま働き続けたらもっと悪化する」とわかっていても、
現実には、会社に迷惑をかけることへの罪悪感や、
「また復職できるのか?」という不安でいっぱいでした。

診断を受けてからもしばらくは騙し騙し出勤を続けていたけれど、
集中力は落ちてミスは増えるし、通勤の時点でもう動悸や吐き気がする日もありました。
何よりも「仕事に行くのが怖い」と感じるようになっていたんです。

経済的な不安は常に頭の片隅にあった

休職を考える時、真っ先に浮かんだのは「生活していけるのか?」という不安。
貯金が潤沢にあるわけじゃないし、長く休めばその分収入も減る。
もしこのまま仕事に戻れなかったら?
転職できる体力が残っているのか?──
そんな不安が、頭の中でぐるぐる回っていました。

でも、体が限界だった。
このまま無理をして働き続けるよりも、
「まず休んで整えることが、結果的に一番大事なことなんじゃないか」って思えるようになりました。

やっと出した、「休みます」の一言

休職を申し出た日、正直ものすごく勇気が要りました。
「自分は弱い人間だ」と思われるんじゃないか。
「仮病」だと思われるんじゃないか。
いろんな怖さがありました。

でも実際に休んでみると、
ようやく少しだけ、呼吸が深くなった気がしました。
それだけ、自分はずっと無理していたんだなって実感しました。

今も、不安がゼロになったわけじゃない

休職した今も、「この先どうなるんだろう」と思う瞬間はあります。
でも、今はそれを無理に消そうとせず、「そう思ってもいいよ」と認めるようにしています。

少しずつでも、また立ち直っていけるように。
まずはちゃんと休むこと。
そして、自分の心の声を聞いてあげること。

それが今の、自分にできることだと思っています。

誰かの選択を肯定できたら

この記事を読んでくれたあなたが、
「仕事を休みたいけど休めない」と悩んでいるなら、
私は「休んでいいよ」と伝えたいです。

不安や罪悪感があって当然です。
でも、心が壊れてしまう前に、自分を守る選択をすることは、“逃げ”じゃなくて“勇気”だと思います。

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