休職中、心とお金に余裕がない中で見つけた “無理なくできる過ごし方”

休職中は、いわゆる“自由な時間”が増えるけれど、
それをどう使っていいのかわからなくなる瞬間も多かったです。

元気なときなら「時間ができたら○○したい」って思えていたことも、
心が疲れていると何もする気になれなかったり、
逆に「何かしなきゃ」と自分を責めてしまったり──

そんな中で少しずつ、「これなら無理なく続けられる」と思えたことがあります。

午前中に少しだけ外に出る

本当にちょっとだけ。近所をぐるっと一周するくらい。
それでも太陽の光を浴びると、少しだけ体と心が動き出す気がします。

人が多い場所を避けて、静かな住宅街や公園を歩くようにしています。
スマホも音楽も持たずに、風や鳥の声をぼーっと聞くようにしてると、
不思議と気分が落ち着く瞬間があるんです。

1日1つ「やった」と思えることをつくる

掃除でもいいし、ごはんを作るでもいいし、
ときには「ちゃんとシャワー浴びた」だけの日もあります。

でも「今日はこれをやったな」って思えることが1つあるだけで、
“自分をちゃんと生きた”って実感できるから不思議です。

小さくても、誰に褒められなくても、
そういう積み重ねが、少しずつ自分の中の自己肯定感に繋がってきた気がします。

あたたかい飲み物を淹れる時間を大事にする

手間もお金もかからないけど、心がホッとする瞬間。
特別なものでなくていいから、温かいお茶やコーヒーをゆっくり飲む時間を意識して作ってます。

「ああ、今日も一日生きてるな」って
ちょっとした安心を感じられるひとときです。

「情報のシャットダウン」を意識的に

SNSやニュースを見すぎると、気づかないうちに心がざわざわしてきます。
特に“誰かのキラキラした生活”や、“世間のスピード感”に置いていかれる感覚がしんどくなることも。

だからこそ、スマホを少し手放す時間をつくって、
自分のペースだけを感じるようにしています。

「何もしない時間」をゆるす

何かしていないとダメなんじゃないか、という焦りは、
この休職中にずっとつきまとっていました。

でも最近は、「何もしない時間も、ちゃんと意味がある」と思えるようになりました。
それは、心と体をゆるめるための時間。
元気になるための“準備の時間”なんだと。

無理なく過ごすって、意外と勇気がいる

元気なときの「頑張る」と、
今の自分にとっての「無理なく過ごす」はまったく別物。

人と比べず、自分に合ったペースを見つけていくのが、
きっと“治す”ということなんだろうなと、少しずつ思えるようになりました。

最後に

生活が楽なわけでも、心に余裕があるわけでもない。
それでも、今日を静かに過ごせたら、それだけで十分。

そんなふうに思えるようになったのは、
休職して、自分と向き合う時間があったからこそだと思います。

同じように悩んでいる誰かが、
「少し休んでも大丈夫なんだ」と思えるような、
そんなメッセージが届けばうれしいです。

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